1957年に発表されたジャズの名盤である。
(このジャケットは被爆国日本のジャズファン
の間では物議を醸したようであるが)

1950年代〜60年代はじめ頃はアメリカとソビエト
が核実験を互いに花火大会を見せつけるかの
ように競い合っていた時代である。

アメリカは太平洋の珊瑚礁やアラスカ沖の無人
島はもちろん、本土の広大なネバダ砂漠やその
上空で盛んにバクハツさせていたのだが、
砂漠の都市ラスヴェガスで真夜中に市街を照ら
す核爆発の閃光は観光の名物であったらしい。
ホテルの窓から眺めてブラボー!とか叫んで
いたりしたのだろう。

核の途方もない破壊力を上手にコントロールし
海底トンネルや地下都市の建設に用いること
も検討されたり、核融合のエネルギーでどんどん
生活を豊かにすることを産業界は夢想していた。
船や潜水艦に限らず、航空機にも鉄道にも
自動車にも原子炉を搭載することが将来的な
目標となっていた。実際、実験用の原子炉が
航空機に搭載された例もある(動力としては用い
なかった、とんでもなく危険であるので)

そんな、核エネルギーへの素朴な熱狂を窺える
時代的資料価値ありな
ジャケットである。


 

 

「音盤美術館」これで打ち止め、ということで
管理人、久々に
上記コメントいたしました・・・・。
                  2008.9.6