湾曲した脊椎、異常に発育した鰭、寸づまりの歪な胴、膨らんだ腹、肥大した肉瘤、
不自然な大きな水泡、著しく変異した眼・・・・・などなど・・・。

金魚の魅力とは反自然の変態倒錯の美である。

古代中国の皇帝や貴族が珍奇な魚を観賞用にもとめて鮒の奇形ばかりあつめて
何世代も交配をくりかえしたり、特殊な容器に稚魚のうちから閉じ込めて飼育・繁殖させ
突然変異をおこさせたり、そういったことの積み重ねで様々な金魚の品種を生み出して
今にいたるのだが、交配や環境を利用した変異による先天的な奇形化のほかに、

これも古くからのやり方で稚魚のうちにヒレやウロコを除去したり、薬品で局所あるいは
全身に炎症を起こさせたり、特殊な形状の容器で身体にストレスを絶え間なくあたえて
独特な姿に“養成”する後天的奇形化の種もある。それらは愛好家用のオーダーみたい
なものなのであろう、大変に高価なのである。

・・・・いまなお愛好家たちは品評会で注目される特別なやつをつよく求めつづけており、
“新種開発”のためには放射性物質や超音波、特殊ホルモン、ウィルスも用いられる
などさまざまな試みがなされているらしい・・・・などと、何かで読んだ記憶がある。

金魚づくりとは、何と贅沢で残酷で妖しくて情熱的なことだろうか!
金魚とは何と因業な魅力に溢れた罪深い創造物であろうか!

金魚を鑑賞するとき、その独特な姿を愉しみ、むかし中国で盛んに行われていた
“纏足”やら“達磨づくり”やら“小人づくり”やら人体を奇形化し性の快楽の追求や
悪趣味な鑑賞の具とした奇習のロマンに想いを馳せ、とてもわくわくするのだ。

中国のほかにも、昔ヨーロッパでは王族が奇形者を家来としてコレクションしていたとか
王宮に迎えられたいため自ら奇形者となるもの、また奇形化され王宮に売られてしまう
もの、そのような目的の奇形化のための手術・養成のための専門医の存在した事実とか

20世紀ではナチの軍医が収容所の双子の少女を背中でつなぎ合わせて奇形化したり、
少女の尿道を拡張して妊娠しない膣をつくって兵士の慰安に提供しようと試みたりした
記録であるとか、

中学の頃よんだSM小説で「割礼」の儀式を後々受けさせるために美少女の陰核を大きく
肥大化させていく施術をするシーンだとか、手足を切断され声帯をつぶされたた美少女が
男の「きみの名前は?」との問いかけに舌を使い男の手のひらに“めぐみ”(だったかな)と
かいた、えぐい勃●モノのシーンとか、いろいろなことをおもいだし、飽きないものである。



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毒々ミニチュア館管理人の金魚の話 或いは畸形への愛と嗜好