毒々ミニチュア館管理人の本棚より;『血まみれ悦ちゃん』早見純 (単行本「美しき屈折」収録作品力.

 

この作品が載っている単行本の奥付けには昭和60年とあるので描かれたのは1980年代
前半である・・・・・高層住宅団地の中の児童公園でひとりベンチに腰かけ遊具に群れる
女児らを眺めて時間を過ごす男。
自宅浪人か今でいうニートであろうか。この団地のどこか
で両親と一緒に住んでいるのであろう。
彼はチラチラみえる女児らの白いショーツがいやショーツの中が気になる。
悶々としている彼の耳に団地のベランダから女児の声がとびこむ「ママ-
いってらっしゃい」
「ちゃんとお留守番してるからねーっ」 男の傍を通りかかった自分の母親に手をふる女児。
その元気で可愛らしい姿をしっかりと目にやきつける男・・・・・・

時間が経ち 陽が落ちて誰もいなくなった児童公園にまだ男は居座っている。
先ほど目にやきつけた魅力たっぷりの女児。彼女の性器を勝手に想像してきたない欲求を
募らせ続けているのだ。
もうがまんできない・・・彼は意を決し立ち上がる。彼女の居る階に
向かい部屋をつきとめる。 玄関の隅にあった彼女の白い布靴には「えつこ」のネームが。
その靴の匂いを嗅ぎ昂ぶった男はピンポンを激しく連打、母の帰りを待つ女児はドアを開け
男の獣欲の無残な犠牲となる・・・・両足の間から夥しく出血する女児。まるで失血死しそうな
ほど流れ落ちる血液・・・


この作品がエロマンガ誌に載った頃はまだロリコンは社会からそれほど危険視されていなかった
ロリコンがらみの事件でも殺人までは至ることなく「女児にいたずら」という程度の表現で
報道され全然騒ぎにならなかった。社会全般が女児の性と人権に無頓着であった。
ロリコンな奴らも表向きには「僕たちは大人の女性が失った魅力をもっている少女たちを眺めて
いるだけで満足なんです、何がいけないんですか」てな感じで通せた時代なのある。
そんななかで描かれたこの作品はロリコンな奴らのズルムケの本性を暴露したハードコアなリアル
といえよう。



【この作品について特記したい点】

●全然同人誌系(アニメおたく系)の絵ではないロリコンマンガはまず見た事がない、異色だ。
  (尤もこの作者はバリエーションのひとつとしてロリコンがあるというだけだが)

●男の風貌が後年社会を震撼させる連続幼女殺人の宮崎勤を想起させとても不気味である

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