毒々ミニチュア館管理人映画回想録(幻の7):『楢山節考』(1983)   ※2010年某日追加 

2006年中に着稿するも、館のコンテンツとして不適(笑)であると判断し破棄、忘却。  この度、Youtubeで再鑑賞したのを契機に想いが急に強まり、掲載するに至った。

毒々ミニチュア館としては、海外でも評価高い此の'80年代の日本映画界が誇る傑作を、主人公の老婆おりん、ではなく、

左と○平の怪演ぶりが凄まじい、強烈な異色キャラである“クサレヤッコの利助”を軸に、あらすじと想いを語りたい。

その時代は多分、百数十年前なのだろう。物語の舞台は東北の山中にある、に閉ざされた小さな貧しい村。

この村では男児は、家の長男として誕生を迎えなければ、唯ふたつの残酷な運命から逃れられない。

“ミズッコ”として田んぼに肥やしとして棄てられるか、“ヤッコ”(妻帯を許されない農奴)として長男の家に飼われるのだ。
(因みにこの村では女児の場合、一人を残して他は「人買い」に売られる)

次男、三男として生まれた故、生涯、女色も知らず、唯々過酷な労働のみに生きる境遇の男たちが、この村には大勢居る。
村じゅうの者から“クサレ”と罵られ嫌われている、クチも息も激臭いヤッコ、「根っこ」の家の利助もその一人だ。


























を迎えた頃のある日、利助の甥のけさ吉は同じ村に住む、顔に大きなのあるエッチだい好きな娘を孕ませてしまい
家に連れてくる。利助の兄でけさ吉である「根っこ」の長男、辰平とその母おりんは、食い扶ちが増えるのを困惑するも、
その娘を家の跡取りであるけさ吉の嫁として、温かく迎え入れる。いっぽう利助は、いつもラブラブな甥と嫁の様子に悶々とする。
(ちくしょう・・・おらァも、娘っこのおまんこなめてみてえずら・・・)

※けさ吉の嫁は盗人一家の「雨や」の娘である。のちに一家ぐるみで村じゅうの家から食料を盗んでいたのがバレ、彼らは
村人総出で捕らえられ、皆生き埋めの刑に処される。家を出て、けさ吉の嫁となっていた娘もそれは免れなかった。
























になったある日。利助の兄で長男の辰平のもとへ、隣村から新しい嫁(辰平は前妻と死別)玉やんがやってきた。その夜利助
激しくまぐわう辰平玉やんの姿を覗き見、たまらずフンドシから己の肉棒を掴み出してずりせんぶっこぐ。しかし鎮まらず、
家からそう遠くない「新屋」の家めざして暗闇を走り、屋敷に忍び込むと飼い犬のシロを獣姦した!!!!
シロは以前から利助にこのようにヤラレまくって懐いているのか、おとなしくされるままである。
シロのナカにどばどばナマ出汁し果てた利助は、その耳で屋敷の中から漏れる会話を盗み聞いて狂喜する。







 

 

 

 

 



屋敷の中では、病に臥した新屋の父っつぁんが、美人な女房おえい
「おらが死んだら、村のヤッコたちを一晩づつまんこさせてやれ
と、遺言しているのである。
彼は己の病苦の原因を、先代により夜這いの咎で殺害されたヤッコの祟り信じていたからである。


を迎えた頃。利助が待ちわびていた、新屋の父っつあんの死が訪れた。後家となったおえいは遺言の通り、村のヤッコ
寝床を次々と夜這いして廻った。利助は「おらぁの番はいつなんだべ」とわくわくするも、結局“クサレ”ゆえにハズされた









 


 

 




 


深く傷ついた利助は、怒りと絶望で狂乱し、奇声をあげ畑の貴重な作物をらし、大切な農耕に虐待を加える。
(ちくしょう!!!!なんでおらだけまんこさせてくれんのじゃぁあああああああああぁ!!!)

荒れ放題な利助に困り果てた辰平は嫁の玉やん利助の相手一晩だけでいいから頼む!」と懇願するが
厳しく拒まれるだけであった。母おりんも、息子利助を不憫に思い、おえいを訪ね「利助にもまんこ」と頭を下げるが
まともに取り合ってくれなかった。やむなくおりんは、自分と同い歳のおかね婆さんに事情を打ち明け、利助初まんこを
彼女に託す。「あたしゃ、鼻わるいからクサレは気にならんけど、暫くまんこ使ってないから心配でぇ」・・・・



が近づく頃のある日の晩。利助の寝床である馬小屋おかね婆さん夜這いしてきた。ババアとは雖も、初めての
おなごのチチやまんこに興味アリアリな利助。さっそくババアのカラダをがつがつと貪りまくるのであった・・・・





 

 

 

 

 


・・・・・・・・・利助がそんなことやってる時・・・長男辰平は母おりんを背負い、誰にも気づかれぬよう家を出た。
村の掟で、70歳を迎える者は誰にも知られる事なく「楢山さま」に生きたまま棄てられるのである。
今夜はおりん楢山参りを決意した日なのである。その事は長男辰平以外、知るものは居ない。


 

 

 

 

 

 

 

 



辰平は暗闇のなかで道なき道を歩き、谷を渡り、険しい山を登り、足を血で滲ませて、夜が明けたころに漸く
楢山さまの岩場へたどり着いた。そこは夥しい白骨が散乱し、幾羽ものカラスが群れる凄絶な空間であった。
そこで母おりんは降ろされ、辰平永遠の訣れを惜しむ。ああ・・・なんと哀しく痛ましい場面であろうか。(泣)

 

 

 

 

 

 

 

 

 



クサレの利助はそんな事など知るわけもない。唯々、朝まで飽くことなくババアのクサレまんこをハメまくった。
(おおおおおまんこぉおおお!これがおなごのまんこじゃああああ!!!!)
楢山の岩場に座すおりんは、そんなクサレ息子利助を案じながら合掌し、降り積もる雪に覆われ逝った・・・・


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豊かではあるが、生きる意味を失っている現代社会に対し、貧しく飢えているが
生きる意味を持つ社会が、かつてはあった
。 (映画パンフに寄せられた今村昌平監督の序文より)
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この映画は現代のスカシた我々が忘却したい、覆い隠したい、そんなフリをして避けがちな、我々自身の魂の深遠に
確実にあるであろう、土俗的なる情動に終始貫かれた、稀にみる特異で衝撃的な作品である!(毒々ミニチュア館管理人)