(終わりにかえて・・・・・・音盤の話3、いや、宇宙について)
 
1960年代末期のサイケデリックバンド エレヴェイターズのライブアルバム。
メンバーはいつもLSDをキメて“宇宙人と交信していた”といわれている。なるほど、じつにそんな感じの音楽だ。
ジャケットにはアポロ打ち上げのサターン5型ロケットとNASAの管制機器とドクロが配されているがこのアートワーク
は気違いとしか思えない。ホンモノの病んだアメリカの狂気だ。ながめていているだけでワクワクしてくる。


小学生のときによんだSF漫画に、たしかこんなやつがあった・・・・1945年ドイツ敗戦間際ヒトラーの命令で秘密裏
に原爆を搭載した宇宙船がロケットで打ち上げられる。しかし何らかのトラブルにより行方不明になり、乗組員は死
亡する。そして30年以上後の現代になって地球の衛生軌道上に現れ、自動装置が働いてニューヨークへ原爆を
投下するのであった・・・  宇宙とは、こんな漫画のようにゾクゾクわくわくするものに満ちていなくてはなならない。
ミイラ化したナチの宇宙飛行士を乗せた昔の“幽霊宇宙船”が、地球をねらっている!この恐怖はたまらない。

以前、スペースシャトルが帰還に失敗してバラバラになって燃えて落下したことがあったが、宇宙飛行士のヘルメット
が黒焦げになってどこかに落ちて転がっているのをTVでみせていた。それは、フジツボがこびりついた古めかしい鉄製
の潜水用ヘルメットやあるいは古代の兜などと同じく、男のロマンをかきたてるオブジェとして目にやきついた。

むかしむかし、子どもにとって「宇宙飛行士」とは海賊船の船長や西部劇のガンマンや火炎の中からバイクでジャンプ
するスタントマンとか、片目にアイパッチをした戦闘機乗りとかと横並びで危険でカッコいいキャラであった。
宇宙飛行士が命知らずのマッチョな軍人から 肉体的訓練をうけた科学者にとってかわってから「宇宙」が退屈で
つまらなくなってしまった。 宇宙でめだかの実験だのカエルの実験だの、子どもだましだ、やめてしまえ!

本当に退屈だ。ナチの幻の宇宙船の出現をこころから待望する。 ハイル●ットラー!

まめちしき;
アメリカのサターン5型ロケットを
つくったのは元ナチの科学者。
ドイツ敗戦時にアメリカに連れられ
てきたのだ。